採用情報

先輩紹介

先輩社員インタビュー

2013年に株式会社中央物産に入社しました。2021年からは品質保証部の配管材品質保証課で課長代理となり、お客様窓口での対応を担っています。

腑に落ちなかったドン底の経験

高校卒業後はプリント基板を作る会社に勤めていました。CAM編集にてパチンコの基板を作っていたのですが、あるときトラブルが起きました。パチンコの基板は1つでも文字を間違えると不良品となります。その間違いが起きてしまい、全ての基板が使えないものとなってしまいました。損失の額は合計で4000万円。取り返しのつかない大きなミスでした。

高卒で入社2年目でしたが、上司の退職により、20歳前後で上の立場に就くことになった私は必死で勉強していました。その矢先に起きたトラブル。元々。お客様からの指示が、営業を通る段階で間違っていたことが背景にあったのですが「次は気をつけてね」という一言を受け、腑に落ちないと感じたのです。「お前が全て悪い」と言われているような気持ちになりました。

この一件で退職を決意することになるのですが、今振り返ると様々なことを経験させてもらい、学ばせてもらったと思っています。

今だからこそ前職のありがたみを実感します

前職の研修で、外部の講師から言われたことをふと思い返すことがあります。「どんな人にも時間は24時間平等にあります。その中で自分の大切な時間を作るにはどうしたら良いでしょうか」。当時は「そんなの、どうにもできん」と思っていましたが、今ならわかります。例えば「他の人に仕事を任せていくことの必要性」です。

今は品質保証を担当していますが、不良品が出た場合は「自分だけで何とか解決しよう」と思わずに班長などに協力を求めて、自らはフォローする形を取るように心掛けています。そうすれば、連携も取れてスムーズに仕事が進むと実感しています。

今このような考え方ができるのも、前職で得た学びが生かされてるからだと感じています。

辛いときこと楽しくできるかが大事

品質保証という仕事柄、不良が発生した際には叱責される時もあります。その都度、不良の原因と対策を報告しなければならないのですが、失敗やトラブルがあっても、クヨクヨせずに原因や対策を考えるほうにシフトします。次にどうしたら良いかを考えることが好きなのです。

仕事以外の話になるんですけど、バイクが好きなんです。よく壊れるけどお気に入りのバイクに乗っていたときのことでした。季節は真冬の夜中。横浜でのイベントにバイクで行った帰りにまた壊れてしまったんですよ。思ったよりうろたえることもなくて、のんびりバイクを修理して帰ってきました。その状況を楽しんでましたね(笑)。トラブルが起きたら、どのみち解決しないといけませんが、それは自分の力にもなるし、成長になると思うのです。

苦労や辛さはマイナスばかりではなくて、「乗り越えたら良いことがある」と前向きに捉えられるのは、自分の強みだと思っています。

お客様の満足度向上のためにみんなで協力

不良品が出た場合、現場と検品作業を一緒にすることになります。不良が出ることは好ましくないですけど、ともに検品作業を行う中で「繋がりができる」プラス面もあると考えています。

そして次は不良品を出さないように注意を共有し、各部門の班長とのコミュニケーションも大切にしています。自分一人ではなく、みんなで協力して一緒にやるというところに重きを置いていますね。

現場との協力体制を強化することは、お客様への良い品質のものを届けることにも繋がっていくと考えています。これからも前向きに仕事に臨んでいきたいです。

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